Rc#冬ルール.


いろいろあって帰るのが最終電車になってしまいました。

僕の家の最寄駅はマンションが並ぶ住宅地。戦争中、米軍基地だった地域を住宅地として再開
発したところなので、かなりの数の巨大な建物が並んでいます。いつも家族連れで賑わうショッ
ピングセンター前の大通りもこの時間になると人もなく、マンションの通路を照らす明かりと街灯
が気をつけして並ぶひっそりとした街となっていました。少し歩けば都内でも有数のカンパチ(魚
ではない)という大きな通りがあるので耳を澄ますとかすかに車の音が聞こえてきます。



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・・寒い。まさかこんなに遅くなるとは思ってもおらず。朝、天気がよくて暖かかったためパタパタ
と何も寒さ対策をせずに家を出たもんだから、駅から自宅までの帰り道はがたがたと震えながら
とぼとぼ歩く羽目になりました。

この辺で一番背の高いマンションの下にきたとき、体を温めようと小刻みに揺れる僕の口から吐
く息が、暗闇の中でもはっきりとわかるくらい白いことに、ふと目が留まりました。

冬が来た。

僕は小さい頃から「 吐く息が白くなったら冬 」という自分冬ルールなるものをいつの間にか辞書
に書いています。たぶん、人によって季節の移り変わりを感じることってそれぞれあるんだと
思うけれど、僕の場合はこれなんです。誰かから「そうだよ」「こうだよ」といわれたわけでもなく。

きっと大昔の人も、そんな風に季節の移り変わりを感じて、詩を詠んでいたんだろうなと思って、
詠もうかと思ったけれどやめて、またとぼとぼと家路に着きました。

コンビニエンスストアでおでんを買って帰りました。





参考:ライブカメラ

 
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